よくある質問

推進スパン途中に複数の柱状図がある場合の、日進量の算定は?
柱状図の分担範囲を決めます。推進管通過位置の土質に応じて掘削方式を選択し、各区間の推進日数を算出し、推進延長を区間推進日数の合計で除して、平均日進量を算出いたします。
曲線推進の日進量は?
曲線区間では、呼び径および曲線半径により測量可視距離が異なってきます。曲線延長を測量可視距離で除した回数分、測量機器を盛り替える必要が生じます。この盛り替え作業に要する時間を推進管1本を推進するために必要な時間(サイクルタイム)に加算して、日進量を算出いたします。盛り替え1回に要する時間は、0.2時間と考えています。
推進力算定式は?
過去の実績より協会独自の算定式を使用しています。泥水式・泥濃式の各掘進機に特殊滑材注入機構を持たせていますので、一つの算定式で対応できます。
概算工事費の算定に必要な資料は?
以下の資料が必要となります。
①平面縦断図(以下の内容がわかるもの)
・推進延長・曲線の場合は各直線・曲線区間長および曲線半径
・発進到達立坑および通過立坑数の確認できるもの(立坑寸法)管径・土被り・推進方向・勾配
②土質資料(推進力・送排泥量・日進量算定に必要)
・土質柱状図・分布図・土質名・N値・単位体積重量・内部摩擦角度・粘着力・透水係数土被り
・地下水位・粒土構成が確認できるもの・粗石砂礫層の場合:最大礫径・礫率
③施工条件等
・施工時間および排泥処理内容、施工場所(県別労務費に使用)
・施工体制:(昼間施工・夜間施工・昼夜連続施工)実働時間
・クレーン選択:門型クレーン・トラッククレーン
・プラント:車上式・定置式
・到達条件:立坑・マンホール・シールド(壁厚、内空断面、到達部までのアクセス)